「一条工務店の家に網戸を後付けできるのか」「純正と社外で迷っている」「費用や手順は?」という疑問は、新築後の暮らしで必ずと言っていいほど出てきます。
結論から言えば後付けは可能で、純正の手配・地域業者・DIYの三択が基本になります。
本記事では依頼先の選び方、費用の相場、窓種別の適合、さらには一条ならではの注意点やDIYのコツまでを体系的に解説します。
一条工務店で網戸の後付けは可能!依頼先と3つの選択肢
後付け網戸の依頼先は「純正(i-サポ)」「地元サッシ店」「DIY」の三つに大別できます。
純正は適合と見た目の一体感で優位、地元店は機動力と価格の柔軟性が強み、DIYは最小コストが魅力です。
一方で、それぞれに納期・保証・適合精度の違いがあるため、窓の種類と使用頻度、メンテ性まで含めた総合判断が大切です。
まずは自宅の窓リストと必要箇所の優先順位を作り、どの方式をどの窓に充てるかを割り振るのが近道です。
純正品を「i-サポ(公式アプリ)」から申し込む手順
純正の最大メリットは適合精度と外観の統一感、そして施工後の相談窓口が明確な点です。
i-サポから依頼すれば、図面や過去の仕様情報と突き合わせた上で手配されるため、採寸ミスや干渉のリスクを最小化できます。
とくにハニカムシェードや独自サッシとの取り合い確認は、純正ならではの知見が活きます。
申込時は写真と窓の位置、開口方向、優先度を添えると一次見積がスムーズです。
- i-サポを起動し、物件情報を最新化する
- 窓ごとに「場所・種類・サイズ・開閉方向」を入力する
- 干渉しそうな付帯品(ハニカム・面格子等)の有無を記載する
- 設置希望時期と在宅可能時間帯を選ぶ
- 写真(室内外)を添付し、送信後は通知で進捗確認する
繁忙期は訪問調査まで時間がかかるため、まずは優先窓から依頼するのがコツです。
追加で欲しい網のグレード(防虫・ペット対応など)も事前に伝えておきましょう。
地元のサッシ・リフォーム業者に依頼するメリット・デメリット
地域のサッシ店は「早い・融通が利く・価格調整がしやすい」という利点があります。
一方で、一条の独自サッシやハニカムの干渉、見切り材の色合わせまでを完全に再現できるかは腕と経験に依存します。
現地採寸と型番確認、施工後の不具合対応ポリシーまで事前に擦り合わせると安心です。
比較の際は下表の観点をチェックリスト化しておくと判断が早まります。
| 比較観点 | 地域サッシ店の強み | 留意点 |
|---|---|---|
| 納期・機動力 | 訪問が早く臨機応変 | 繁忙期は変動が大きい |
| 価格 | 現場条件で調整可 | 細部の部材色が合わない場合あり |
| 適合精度 | 一般サッシは問題少 | 一条独自仕様は要実績確認 |
| アフター | 近距離で再訪しやすい | 保証範囲は店舗ごとに異なる |
見積は必ず「網材グレード・色・レール加工有無・出張費・処分費」を明記してもらいましょう。
取り付け前にハニカムの操作確認を同行チェックすると安心です。
コスト最優先なら「DIY」で自作・取り付けはできる?
DIYはコストを最小化でき、納期も自分次第という強みがあります。
ただし一条のサッシ寸法や気密部材との取り合いは一般住宅よりシビアな場面があり、採寸誤差や干渉で「開閉に渋さが出る」「見た目の一体感に欠ける」などの失敗が起きがちです。
既製の調整網戸やアルミ枠キットを選ぶ場合は、奥行と有効開口を優先して評価します。
作業は内外をまたぐため脚立や養生が必須で、2人体制だと安全性が高まります。
「まずは勝手口・物干し側だけ」のように対象窓を限定して経験を積み、その後リビングや寝室へ拡張する段取りが現実的です。
保証対象外になる?社外品を付ける際の注意点
社外網戸の取り付け自体で建物保証が即無効になるわけではありませんが、窓本体やハニカム、気密部材に影響する加工や改造は対象外の判断材料になりえます。
両面テープやビス止めによるレール追加は、剥離・歪み・結露の誘発要因になりやすいため慎重に検討します。
「原状回復できる固定方法」「開閉や清掃に支障がないこと」「水密・気密を損なわないこと」を満たすとトラブルを避けやすくなります。
不明点は依頼前に写真付きでアフターへ相談し、可否と推奨方法を確認しておきましょう。
気になる後付け費用は?新築時オプションとの価格差を比較
費用は「枚数」「窓種」「網のグレード」「出張・施工費」で決まります。
新築時はキャンペーンやセット割で割安になる一方、後付けは個別対応ゆえに割高感が出やすいのが実情です。
ただし必要な窓だけに絞れるのは後付けの強みで、総額は使い方次第で最適化できます。
以下、純正・外部業者・DIYの費用感と見積チェックの勘所を整理します。
【純正品】1枚あたりの単価と出張・施工費の目安
純正の単価は網材グレードや窓サイズで変動しますが、セット施工で出張費が割安になるケースが多いです。
同一日に複数箇所をまとめると、一枚あたりの負担が下がるため優先窓の同時化が節約のコツです。
また、ハニカムや面格子との取り合い調整が含まれるかは見積で要確認です。
| 項目 | 目安の範囲 | 価格に影響する要因 |
|---|---|---|
| 網戸本体1枚 | 7,000〜18,000円 | サイズ・網の種類・色 |
| 出張・施工費 | 6,000〜15,000円 | 地域・枚数・同日施工数 |
| オプション | 1,000〜5,000円 | ペット網・防虫微細網など |
「○枚以上で出張費サービス」などの条件があるため、まとめ依頼で交渉する価値があります。
納期と同時に、部材色・型番を控えておくと次回追加が楽です。
新築時の「坪3,000円プラン」を逃した後のコスト計算
新築時の一括オプションは単価が平準化されるため、総額で見ると有利なことが多いです。
ただ、全窓に網戸が本当に必要かは生活次第で、使用頻度の低い窓は後付けの方が合理的な場合もあります。
ストックヤード・吹抜け高所などは安全と足場が絡むため、むしろ新築時に入れておくのが得策です。
後悔を避けるには「必須窓」「季節限定で使う窓」「ほぼ開けない窓」に仕分けて再試算しましょう。
外部業者に頼んだ場合の相場と見積もりのチェックポイント
地域サッシ店は窓サイズと本数で価格が決まるのが一般的です。
同一規格でも網のグレード(標準・防虫・ペット)や枠色で単価が上下します。
見積時は「採寸出張費の有無」「古網戸の処分費」「微調整の再訪対応」を明記してもらうと後トラブルを避けられます。
- 「単価×枚数+出張費+オプション」の内訳を確認する
- 網材の品番・色番・保証有無を明記してもらう
- ハニカム操作や網戸外しの手順説明の有無を確認する
- 雨天順延・再訪時の費用発生条件を確認する
- 支払方法(現金・振込)と領収書の発行を確認する
2社以上で同条件比較を行うと、相場感がつかめ交渉もしやすくなります。
写真添付で事前合意を増やすと、当日の段取りが早くなります。
全部頼むといくら?リビング・寝室など箇所別のシミュレーション
生活動線上で需要の高い「リビング・寝室・洗面脱衣・勝手口」を中心に概算すると、優先順位と総額が見えます。
下表はサイズ・枚数・グレードを仮定した試算例です(出張費は同日一括前提)。
自宅の窓数に置き換え、必要な箇所だけを先出しする戦略が現実的です。
| 場所 | 想定窓種/枚数 | 網グレード | 概算小計 |
|---|---|---|---|
| リビング | 引違 2枚 | 防虫微細 | 2.6〜4.6万円 |
| 寝室 | 引違 1枚 | 標準 | 0.8〜1.7万円 |
| 洗面脱衣 | 上げ下げ 1枚 | 標準 | 1.0〜1.8万円 |
| 勝手口 | ドア用 1枚 | ペット | 1.5〜2.5万円 |
高頻度で開ける窓ほどグレードを上げ、寝室は微細網で虫対策を強化するなど、用途で配分を最適化しましょう。
「まずは夏までに最小限」→「秋に追加」という段階導入が無理なくおすすめです。
【窓種別】後付けできる網戸の種類と適合チェック
一条の住宅では引き違い・開き窓・上げ下げ・勝手口など多様なサッシが混在します。
窓種に合わせて網戸のタイプを選ぶことが最重要で、同じ「幅×高さ」でもレール有無・奥行・障害物の有無で適合が変わります。
まずは窓ごとに「開閉方式・有効開口・レール状態・干渉物」を整理し、最適な網戸タイプを割り当てましょう。
下記に窓種別の定番組み合わせを示します。
i-smartやi-cubeに多い「引き違い窓」用網戸
引き違い窓は最も後付けが容易で、標準的な横引きスライド式網戸が基本です。
上レール吊り・下レール摺動のいずれも選べますが、気密材と当たりの調整で動作感が大きく変わるため、純正または実績豊富な業者の採寸が安心です。
網のグレードは微細網やペット強化網を選べ、カラーもサッシ色と合わせれば一体感が出ます。
框の厚みとクレセント位置を事前に確認し、干渉を避けることがポイントです。
開き窓に必須!「横引きロール網戸」と「上げ下げ網戸」
外開き窓・内開き窓には、開閉に追従できる「横引きロール網戸」や「上げ下げ(プリーツ含む)」が定番です。
収納時に網が巻取り・折り畳みされるため、普段は視界がすっきりします。
ただし開閉スピードや操作部の位置で使い勝手が分かれるため、実機体験ができればベストです。
引っ掛かりやすい位置にカーテン・ハニカムがある場合は干渉確認を優先しましょう。
- ロールは横引きの戻り速度を事前に確認する
- プリーツは折り目の清掃性と耐久を確認する
- ハンドル位置と干渉しないレール幅を選ぶ
- ペットがいる場合は強化タイプを検討する
- 冬季は結露水の溜まりを拭き取りカビを防ぐ
上框の水平や下部の段差も作動に影響するため、水平器で下地を確かめると失敗が減ります。
動線側に収納される方向を選ぶと快適です。
勝手口ドアに後付けする際のレールと有効開口
勝手口ドアは人の出入りがあるため、網戸は「通過しやすさ」「段差の小ささ」「耐久性」が重要です。
横引きタイプは開口寸法をほぼ確保でき、外付けロールスクリーン型は納まりがスマートですが、風のあおりやペットの衝突に強いタイプを選ぶ必要があります。
網戸レールを増設する場合は、防水・気密の取り合いと雨仕舞いを最優先に検討しましょう。
躓き防止のため、出入口の段差は最小化が基本です。
網戸レールがない窓でも大丈夫?特殊なサッシへの対応策
レールがない・浅い窓でも、後付け用のアタッチメントや磁石・面ファスナーを活用した簡易網戸で対応できる場合があります。
ただし高気密住宅ではわずかな隙間が虫や花粉の侵入経路になりやすく、簡易方式は耐久・見た目・操作性で妥協が必要です。
短期使用のサブ窓には有効ですが、日常で頻用する窓には専用品を優先しましょう。
水密ラインをまたぐ加工は避け、原状回復可能な固定方法を選ぶと安全です。
後付け前に知っておきたい!一条ならではの注意点と後悔
高気密・高断熱の家ほど、窓の開け方や網戸の選び方が快適性と省エネに直結します。
一条特有のハニカムシェードや換気システム(さらぽか・ロスガード)との相性を誤ると、操作性低下や結露・虫侵入などの後悔につながりかねません。
この章では干渉ポイント、窓開放のメリデメ、換気稼働時の扱い、網目選びを要点別に整理します。
導入前のチェックで満足度が段違いに上がります。
ハニカムシェードとの干渉は?操作性の変化を確認
ハニカムは窓際のクリアランスを圧迫しやすく、網戸の框・ロール部と干渉しがちです。
開閉時の手やコードが網戸に当たると、ほつれ・破れの原因にもなります。
対策は「干渉側を収納方向にする」「框の厚みを薄いタイプにする」「操作位置を窓ごとに最適化する」ことです。
夜間に換気する窓は、照明に集まる虫対策で微細網を優先すると効果的です。
高気密・高断熱住宅で窓を開けることのデメリット
窓開放は換気・気分転換に有効ですが、冷暖房効率低下や湿気・外気粉塵の流入リスクがあります。
特に梅雨や盛夏は室内湿度が一気に上がり、畳・木製家具に影響が出やすい点に注意です。
短時間の計画換気とサーキュレーター併用で、温湿度の乱高下を抑える運用が現実的です。
- 外気温湿度が安定する朝夕に短時間だけ開放する
- 開けるのは風上と風下の2箇所に絞って効率換気する
- 空調稼働中は開放時間を最小限にし、戻したら設定を再調整する
- 花粉期は微細網と空気清浄機を併用する
- 結露リスクの高い水回りは換気扇を優先する
「常時少し開けっぱなし」は気密・虫侵入の観点で非推奨です。
必要な時に短時間・計画的に開ける運用へ切り替えましょう。
「さらぽか」や「ロスガード」稼働中も窓を開けていい?
全館空調・24時間換気は、設計通りの風量バランスで最大効果を発揮します。
窓開放は気圧差や流量制御を乱し、除湿・冷房・熱回収の効率を落とす可能性があります。
どうしても窓を開けたい時は、短時間・限定箇所で行い、終了後はモードと設定を元に戻す運用を徹底しましょう。
虫の侵入が増える季節は、微細網と玄関側の二重ドア運用が効果的です。
網戸の「網目の細かさ」選び!小さな虫の侵入を防ぐには
網目は20メッシュ前後が標準、24〜30メッシュが防虫強化、さらに極細繊維タイプは小さな虫や花粉の侵入を抑える効果が期待できます。
ただし細かくなるほど通風量と視界は落ちるため、窓の用途に応じて使い分けるのが正解です。
下表を目安に、寝室やダイニングなど用途別に選定しましょう。
| メッシュ | 防虫性能 | 通風性 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| 20前後 | 標準 | 高 | 通風重視のリビング |
| 24〜26 | 中〜高 | 中 | 寝室・子ども部屋 |
| 30以上 | 非常に高い | 低〜中 | 玄関脇・照明に虫が寄る窓 |
視界性も重要なら、細網かつ黒系カラーを選ぶと外景がクリアに見えやすくなります。
ペット爪対策には太糸の強化網を選択しましょう。
自分でやりたい!DIYで網戸を後付けする成功ガイド
DIY成功の鍵は「採寸の精度」「固定方式の選択」「安全な作業段取り」に尽きます。
とくに一条の窓は気密部材やハニカムと近接しているため、一般住宅の要領で進めると干渉や歪みが出やすい点に注意です。
この章では調整網戸の適用範囲、簡易網戸の使いどころ、採寸の要点、道具と安全対策をまとめます。
初回は「勝手口・小窓」など難易度低めから着手しましょう。
ホームセンターの「調整網戸」が使える窓・使えない窓
調整網戸は幅・高さに遊びがあり、引違い窓なら適合しやすい製品が多いです。
一方、開き窓・上げ下げ窓・レール無し窓は適合しにくく、専用レールやアタッチメントが必要になることもあります。
購入前に「レール幅・奥行・有効開口・当たり代」を実測し、店頭で製品仕様と照らし合わせましょう。
許容範囲ギリギリは作動不良の元なので、余裕を持ったサイズ選びが安全です。
マジックテープ式やマグネット式簡易網戸の活用術
簡易網戸は短期・季節限定の窓に有効で、賃貸的な原状回復性も高いのが長所です。
ただし気密・耐久・見た目は専用品に劣るため、メイン窓への常用は非推奨です。
勝手口ドアのマグネット式は通過頻度に耐える製品を選び、風で捲れないよう下辺にウエイトを入れると安定します。
虫の出入りを減らすには、出入り後にすぐ閉じる習慣を家族で共有すると効果が上がります。
採寸ミスを防ぐ!一条サッシの特殊な測り方
採寸は「幅:上中下」「高さ:左中右」の6点を基本とし、最小値を基準に決めます。
さらにレールの奥行・段差、クレセント位置、ハニカム・カーテンレールの干渉を合わせて記録します。
紙のメモだけでなく、スマホ写真に寸法を書き込むと現場で迷いません。
| 測定項目 | ポイント | 失敗例 |
|---|---|---|
| 幅/高さ(6点) | 最小値で決定 | 中央のみで決めて入らない |
| レール奥行 | 干渉余裕5mm確保 | 框と当たり過ぎて渋い |
| クレセント位置 | ノブ干渉を回避 | 網戸が当たって閉まらない |
| 付帯品干渉 | ハニカム・カーテン | 操作部が引っかかる |
採寸後は段ボールで「簡易モック」を作り、開閉テストをすると精度が上がります。
誤差は±2mm以内を目標にしましょう。
必要な道具と、一人で設置する際の安全対策
道具は「メジャー・水平器・プラスドライバー・ゴムハンマー・内装用ヘラ・養生テープ・脚立」が基本です。
一人作業は落下・転倒・指挟みのリスクがあるため、無理を感じたら必ず二人で行います。
作業エリアの片付け、窓のロック解除忘れ防止、網の保護フィルム剥がしは最後に、など段取りを決めてから着手しましょう。
- 脚立は水平面に置き、天板に乗らない
- 網枠の角は壁やサッシに当てないよう緩衝材で保護する
- 小さなビスは磁化したドライバーで落下防止
- 雨天・強風日は屋外作業を避ける
- 完了後は開閉試験とハニカム干渉試験を二往復行う
最後に、取扱説明書の固定トルクや調整手順に従い、緩み止めを再確認して完了です。
初回は時間に余裕を持ち、焦らず確実に仕上げましょう。
