リクシル カップボードはどう選べばいい?|人気の種類と後付け費用の相場

「リクシル カップボードの種類が多すぎて選べない…」「後付けの費用は?」と悩んでいませんか?

結論を言うと、まずはコスパの良い「シエラS」から検討し、WEBシミュレーションで組み合わせを決めるのが一番の近道です。

ユニットを自由に選べるため複雑に感じますが、横幅(1800mmなど)とゴミ箱の配置さえ決めれば簡単に理想の形が作れます。ただし、後付けの場合は壁の下地補強工事の有無で費用が大きく変動するため事前の確認が必要です。

本記事では、リクシル カップボードの人気種類の違いや、後付け費用の相場、失敗しない選び方の手順を解説します。

  1. リクシル カップボードの種類が多くて選べないのはなぜ?人気シリーズの特徴と価格
    1. デザインとコスパのバランスが抜群「シエラS」
    2. 洗練されたデザインと作業性を両立「ノクト」
    3. 最高級の素材と使い心地を追求「リシェルSI」
    4. 横幅「1800mm」など自宅に合うサイズの測り方
    5. ゴミ箱スペースをスッキリ隠す組み合わせ術
  2. リクシル カップボードの組み合わせが複雑に感じる理由とは?収納ユニットの仕組み
    1. 「ベースキャビネット」と「ウォールキャビネット」の役割
    2. 家電収納や引き出しなど「機能ユニット」の選び方
    3. WEBの「組み合わせシミュレーション」を使った完成イメージの作り方
  3. リクシル カップボードを後付けするには?失敗しない導入手順と費用相場
    1. 手順1:カタログやWEBシミュレーションで理想のプランと定価を把握する
    2. 手順2:設置場所の「下地補強」が必要かリフォーム業者に確認する
    3. 手順3:本体代+施工費の総額で複数社から見積もりを取る
  4. リクシル カップボードで本当に大丈夫?据え置き家具や他メーカーとの比較
    1. 備え付け(リクシル)と据え置き食器棚(ニトリ・パモウナ等)の違い
    2. パナソニックやTOTOなど他社カップボードとの比較
    3. 予算オーバー時の代替案:施主支給でのコストダウン法
  5. 理想のキッチン空間はリクシル カップボードの賢い組み合わせ次第

リクシル カップボードの種類が多くて選べないのはなぜ?人気シリーズの特徴と価格

リクシルのカップボード選びの正解は、まずご予算や好みに合わせて「シエラS」「ノクト」「リシェルSI」の3大シリーズからベースのグレードを決めることです。

カタログを開くと無数のパーツが並んでいて、途方に暮れてしまう方も多いですよね。

実は、扉のデザインや選べる素材が違うだけで、基本的な収納の仕組みはどのシリーズも大きく変わりません。

まずはご自身の理想とするキッチンの雰囲気と、お財布のバランスを見極めることが一番の近道になります。

デザインとコスパのバランスが抜群「シエラS」

価格を抑えつつ、スッキリとしたおしゃれな空間を作りたい方に圧倒的な人気を誇るのがシエラSです。

リクシルのキッチンシリーズの中ではスタンダードな位置づけになりますが、その分コストパフォーマンスは非常に高く設定されています。

無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインが特徴で、北欧風からモダンまでどんなインテリアにも自然に馴染んでくれる懐の深さがあります。

扉のカラーバリエーションも豊富で、温かみのある木目調から最近トレンドのマットな単色までしっかり押さえられているのも嬉しいポイントです。

標準的な1800mm幅の組み合わせであれば、本体価格は15万円から25万円前後で収まることが多く、予算内で理想の収納を叶えやすいシリーズと言えます。

洗練されたデザインと作業性を両立「ノクト」

毎日の家事をこなす場所だからこそ、デザイン性と機能性の両方にこだわりたいという方にはノクトがおすすめです。

ノクトはシエラSのワンランク上に位置するミドルグレードのシリーズで、より洗練された空間作りを得意としています。

特に注目したいのが、リビングの家具と調和しやすいスリムな取っ手や、トレンド感のある落ち着いた「くすみカラー」の扉材が豊富に用意されている点です。

引き出しの内部構造も工夫されており、奥にしまった重いお鍋やフライパンも軽い力でスムーズに引き出せるような滑らかなレールが採用されています。

価格帯は20万円から35万円前後が目安となりますが、リビングからキッチンが見える間取りにお住まいの方には、価格以上の満足感を与えてくれるはずです。

最高級の素材と使い心地を追求「リシェルSI」

毎日立つキッチンを妥協のない上質な空間にしたい、一生モノの家具としてお迎えしたいという方には、最高峰シリーズのリシェルSIが選ばれています。

リシェルSIの最大の魅力は、なんといっても熱やキズに驚異的な強さを持つ「セラミックトップ」をカウンターの天板として選択できることです。

オーブンから出したばかりの熱い天板をそのまま置いても変色せず、金属のフォークで擦ってもキズがつかない耐久性は、毎日の調理のストレスを劇的に減らしてくれます。

扉の質感も非常に高く、本物の木や石のような重厚感があり、来客時には思わず自慢したくなるような圧倒的な存在感を放ちます。

価格帯は35万円から60万円以上と高額にはなりますが、毎日の料理のモチベーションを最高潮に引き上げてくれる特別なカップボードです。

ここで、3つの人気シリーズの違いを分かりやすく比較表にまとめました。

シリーズ名価格帯の目安主な特徴おすすめな人
シエラS約15〜25万円シンプルで高コスパ予算を抑えてスッキリ見せたい方
ノクト約20〜35万円デザイン性と機能性の両立流行りのカラーや家具との調和を求める方
リシェルSI約35〜60万円以上セラミックトップなど最高級素材一生モノの重厚感と究極の使い勝手を求める方

ご自身のライフスタイルとお財布のバランスを見て、まずはどのシリーズを基準にするか検討してみてください。

横幅「1800mm」など自宅に合うサイズの測り方

日本の住宅事情において、もっとも標準的で使い勝手が良いとされるのが横幅1800mmのサイズです。

900mmのキャビネットを2つ並べたり、600mmを3つ組み合わせたりと、バリエーションが最も豊富に揃っているため理想の形を作りやすくなります。

ご自宅のキッチンスペースを測る際は、壁から冷蔵庫までの距離を正確に測ることが失敗を防ぐ最大のコツです。

冷蔵庫は放熱のために左右に数センチの隙間が必要になるため、壁から冷蔵庫までの実寸が1850mmだった場合、1800mmのカップボードを選ぶのが安全な選択となります。

ギリギリのサイズで注文してしまうと、後から大きな冷蔵庫に買い替えたくなった際に入らなくなる悲劇が起きてしまうため、寸法には少しゆとりを持たせておくことが大切です。

ゴミ箱スペースをスッキリ隠す組み合わせ術

せっかく美しいカップボードを設置しても、指定ゴミ袋が丸見えでは生活感が出てしまい少し残念な気持ちになりますよね。

リクシルでは、下段のキャビネット部分をあえて空洞にする「オープンタイプ」の組み合わせを選ぶことが可能です。

ここにケユカやシンプルヒューマンなど、ペダル式で蓋が開くタイプの市販ゴミ箱を2〜3個並べるのが、現代のキッチン作りにおける定番スタイルになっています。

キャビネット内に専用のゴミ箱を隠す「ダストワゴン」のオプションもありますが、匂いがこもるのが気になる方や、ゴミ捨ての動線をスムーズにしたい方はオープンタイプを選ぶと後悔しません。

横幅900mmのオープンスペースを作れば、幅25cm程度のスリムな45Lゴミ箱が3つ綺麗に収まるため、燃えるゴミ、プラ、ペットボトルなど分別も完璧にこなせます。

リクシル カップボードの組み合わせが複雑に感じる理由とは?収納ユニットの仕組み

組み合わせが複雑に見えるのは、上下の棚を別々に選ぶ「分割型(セパレート)」のシステムを採用しているからです。

食器棚といえば、昔ながらの大きな箱型の家具をドカンと置くイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし現代のシステムキッチンでは、用途に合わせて下段と上段のパーツをパズルのように組み合わせていく方式が主流となっています。

自分だけのオリジナルを作れる自由度の高さが魅力である反面、選ぶパーツが多くてハードルが高く感じてしまう原因にもなっています。

「ベースキャビネット」と「ウォールキャビネット」の役割

カップボードは大きく分けて、床に置く「ベースキャビネット(下台)」と、壁に取り付ける「ウォールキャビネット(吊戸棚)」の2つのブロックから成り立っています。

ベースキャビネットは、お皿やカトラリーを収納する引き出し部分であり、その上の天板は電子レンジなどの家電を置くカウンタースペースとして活躍します。

ここでぜひ知っておいていただきたいのが、ベースキャビネットの「高さ」選びの重要性です。

標準的な高さは85cmですが、最近は背の高い99cmのハイカウンター仕様を選ぶ方が劇的に増えています。

ハイカウンターにすると電子レンジの中を覗き込む際に腰を曲げる必要がなくなり、さらに引き出しの段数が1段増えるため収納力が格段にアップするという隠れたメリットがあるからです。

一方のウォールキャビネットは、目線より高い位置に設置するため、普段あまり使わないタッパーや来客用の食器などを収納するのに適しています。

家電収納や引き出しなど「機能ユニット」の選び方

ベースキャビネットの形を決める際、単なる引き出しだけでなく、家電を使いやすくするための特殊なユニットを組み込むことができます。

中でも絶大な人気を誇るのが、炊飯器や電気ポットを収納するための「スライドストッカー(家電収納ユニット)」です。

ご飯を炊く時だけ手前にスライドさせて蒸気を逃がすことができるため、家具を傷める心配がなく、カウンターの上を常にスッキリと保つことができます。

一部のグレードでは「蒸気排出ユニット」という換気扇のような機能をつけることも可能で、これならスライドさせずに閉じたままでも炊飯ができるため、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。

WEBの「組み合わせシミュレーション」を使った完成イメージの作り方

頭の中だけでパーツを組み立てるのはプロでも難しいため、ここで強力な味方になってくれるのがリクシル公式のWEBシミュレーション機能です。

会員登録などは一切不要で、スマホやパソコンから誰でも無料で使うことができます。

画面の案内に沿ってシリーズを選び、横幅を入力し、引き出しや吊戸棚のパーツをポンポンと選んでいくだけで、あっという間にあなただけの3D完成予想図が画面に現れます。

扉のカラーを変えるとキッチンの雰囲気がどう変化するかも一瞬で確認できるため、ご家族で楽しみながら理想の形を相談するのにぴったりなツールです。

操作の最後には選んだパーツの定価が記載された詳細なプランシートがPDFで発行されるため、これを業者に見せるだけで見積もり依頼が驚くほどスムーズに進みます。

リクシル カップボードを後付けするには?失敗しない導入手順と費用相場

カップボードを後付けするには、本体価格のほかに設置施工費として約5万円から10万円程度が別途かかることを想定しておくのが失敗しないコツです。

新築時に一緒に設置しなかった場合でも、後からリクシルのカップボードを取り付けることは十分に可能です。

ただ、家具屋で食器棚を買ってきて置くのとは違い、壁に固定するための工事が必要になるため、正しい手順を踏んで進める必要があります。

後から「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、以下の3つのステップに沿って準備を進めていきましょう。

手順1:カタログやWEBシミュレーションで理想のプランと定価を把握する

まずは前述したリクシルのWEBシミュレーションを活用して、ご自身の理想の形と、その定価の合計金額を把握することから始めます。

いきなりショールームに行ったり業者を呼んだりすると、専門用語に圧倒されてしまい、気がつけば営業担当者のペースで話が進んでしまうことも少なくありません。

事前に自宅のソファでコーヒーでも飲みながら、自分好みのパーツと予算の目安を知っておくことで、その後の打ち合わせが格段にスムーズになります。

ここで算出されるのはあくまでメーカー希望小売価格(定価)であり、実際の見積もりではここから大きな割引が入ることが多いので、金額が高くても焦る必要はありません。

手順2:設置場所の「下地補強」が必要かリフォーム業者に確認する

後付け工事において最も重要であり、トラブルになりやすいのが壁の「下地補強」の有無です。

ウォールキャビネット(吊戸棚)には重い食器がたくさん入るため、石膏ボードと呼ばれる強度の弱い壁に直接ネジを打つと、重みに耐えきれず落下してしまう危険性があります。

そのため、壁の裏にコンパネ(合板)などの丈夫な木の板が入っているかを事前に確認し、入っていなければ壁を一部剥がして補強する工事が必要になります。

下地補強工事が必要な場合、追加で3万円から5万円程度の費用と半日ほどの工事日数がかかるため、見積もりの段階で現地の壁をしっかり叩いて確認してくれる業者を選ぶことが大切です。

手順3:本体代+施工費の総額で複数社から見積もりを取る

欲しいプランが決まり、壁の状態の目星がついたら、いよいよ業者に見積もりを依頼します。

カップボードの総額は「本体価格(割引後)+ 施工費 + 配送費 + 既存家具の処分費(必要な場合)」で決まります。

本体価格の割引率は業者によって大きく異なり、定価の30%〜50%オフで提供してくれるところもあれば、あまり割引が効かないところもあります。

しかし、本体が安くても施工費が高く設定されていては意味がないため、必ず工事費を含めた「総額」で判断することが重要です。

地元の工務店、ホームセンター、キッチンリフォーム専門店の3社程度から相見積もりを取り、担当者の対応の丁寧さも含めて納得できる一社を見つけてください。

リクシル カップボードで本当に大丈夫?据え置き家具や他メーカーとの比較

備え付けのカップボードは地震に強く美しいのが魅力ですが、賃貸にお住まいの方や将来引っ越しの予定がある場合は、ニトリやパモウナなどの据え置き型の食器棚も有力な選択肢に入ります。

高い買い物だからこそ、本当にリクシルで決めてしまって良いのか、他の選択肢も知っておきたいというお気持ち、とてもよく分かります。

それぞれのメリット・デメリットを冷静に比較し、ご自身のライフスタイルに一番合ったものを選ぶための判断材料をお伝えします。

備え付け(リクシル)と据え置き食器棚(ニトリ・パモウナ等)の違い

壁に直接ネジで固定するリクシルのような「備え付け」と、家具店で購入して置くだけの「据え置き食器棚」には、使い勝手において明確な違いがあります。

一番大きな違いは地震に対する安全性と、空間との一体感です。

比較項目リクシル(備え付け)据え置き食器棚(パモウナ等)
地震対策壁に固定するため転倒リスクが極めて低い突っ張り棒などで別途対策が必要
見た目の美しさ天井や壁と隙間なく収まり一体感がある家具と壁の間に隙間ができホコリが溜まりやすい
導入ハードル業者による下地確認や施工工事が必要購入して置くだけでその日から使える
引っ越し対応取り外して持っていくのは実質的に困難そのまま次の家へ持っていける

持ち家で長く住む予定があり、安全で美しいキッチン空間を求めるならリクシルのような備え付けが圧倒的におすすめです。

一方で、数年以内に引っ越す可能性が高い方には、そのまま運べる据え置き食器棚の方がリスクが少なく済みます。

パナソニックやTOTOなど他社カップボードとの比較

キッチンメーカーはリクシルだけではありません。

パナソニックの「ラクシーナ」は、収納力を極限まで高めた設計や、コンセントの位置など家電の使い勝手を徹底的に計算した機能美が高く評価されています。

TOTOの「ミッテ」や「ザ・クラッソ」は、水回りに強いメーカーらしく、汚れがサッと落ちやすい素材やシンプルで掃除のしやすいデザインに定評があります。

タカラスタンダードは、油汚れに強くマグネットがくっつく「ホーロー素材」を採用しており、お手入れのしやすさでは群を抜いています。

それでもリクシルが多くの人に選ばれる理由は、国内シェアトップクラスという安心感と、バリエーションの豊富さにあります。

どんな間取りや予算にも対応できる柔軟なパーツ構成は、他社の追随を許さないリクシル最大の強みと言えます。

予算オーバー時の代替案:施主支給でのコストダウン法

もし業者から出てきた見積もりが予算を大きくオーバーしてしまった場合、「施主支給(せしゅしきゅう)」という裏ワザ的な選択肢があります。

これは、リクシルのカップボード本体を楽天市場などのネットショップでご自身が安く購入し、取り付け工事だけを地元の職人さんや組み立て代行業者に依頼する方法です。

ネットショップでは定価の半額近い価格で販売されていることも多く、さらに大量のポイント還元も受けられるため、総額を数万円単位で安く抑えることが可能になります。

ただし、ご自身でミリ単位の寸法ミスがないか確認して発注する責任があり、万が一届いた部品が間違っていた場合、工事がストップしてしまうという大きなリスクも伴います。

建築の知識が少しある方や、手間をかけてでも絶対にコストを削りたいという方以外にはあまり推奨できませんが、いざという時の選択肢として知っておいて損はありません。

理想のキッチン空間はリクシル カップボードの賢い組み合わせ次第

理想のキッチン空間を手に入れる一番の近道は、自分のライフスタイルに合ったシリーズと組み合わせを見つけ、WEBシミュレーションで具体的なイメージを固めることです。

毎日使うキッチンが使いやすく美しい空間に生まれ変われば、それだけで毎日の料理のモチベーションは大きく上がります。

お気に入りのマグカップをどこにしまおうか、新しく買ったオーブンレンジをどこに置こうかと考える時間は、とてもワクワクするものですよね。

最初は種類の多さや費用の分かりにくさに戸惑うかもしれませんが、一つずつステップを踏めば必ずあなたにぴったりのカップボードに出会えるはずです。

見積もりを見て少し驚いてしまうかもしれませんが、毎日立つキッチンが快適で安全になる投資と考えれば、決して無駄にはならないはずです。

まずはご自宅のキッチンスペースの壁から冷蔵庫までの長さを測り、リクシルの公式サイトでシミュレーションを試すところから、理想のキッチン作りをスタートさせてみてください。