リクシルのシステムキッチンでどこに何をしまうか完全マップ|一度決めれば片付けが勝手に続く神収納術

「リクシルのシステムキッチンでどこに何をしまうか分からない」「片付けが続かない」という悩みを、場所別の定位置化で解決します。

この記事はシンク下・コンロ下・調理スペース下・背面収納・吊戸棚の5エリアを基準に、入れる物と考え方を図解イメージで言語化した“完全マップ”です。

道具の住所を一度決めれば、戻すだけで整う仕組みが働きます。

リクシルのシステムキッチンでどこに何をしまうかの基本

最初に、片付けを自走させるための大原則を共有します。

キーワードは「使用頻度」「重さ」「水・油の距離」の三つです。

よく使う物ほど手前と上段、重い物ほど低い位置、水に強い物はシンク付近、油を使う物はコンロ付近に寄せます。

さらに、準備・調理・配膳・片付けの順路を逆算して、必要な道具が一歩で届く高さに集約します。

家族の利き手や身長差も定位置に影響するため、よく触る引き出しほど“家族全員が迷わない”ラベルを付け、貸し出しや来客後でも元の場所に戻せる仕組みを用意しましょう。

動線

動線は“水回り→下ごしらえ→加熱→配膳→片付け”の順に組みます。

シンクの右利きなら右側にまな板と包丁、左利きなら逆にするだけで腕の交差が減り、無意識のストレスが下がります。

調味料は塩・砂糖・油などのベースをコンロ手前に、使い分けの多いスパイスは上段の浅い引き出しへ置くと一動作で取り出せます。

配膳はシンクからダイニングへの直線上にトレイを常設し、乾いた食器を背面収納へ戻す流れを固定化します。

この“流れの固定化”が迷いを消し、散らかりの発生源である仮置きを減らします。

家族の参加ハードルを下げるため、頻出アイテムは成人の肘から腰の高さに集め、子ども用品はさらに低い段へまとめるのが実践的です。

シンク下

シンク下は「水が滴る・ぬれる・重い」の三要素に強い物を優先します。

排水管が通るため奥行きが削られがちですが、浅いトレーや伸縮ラックを使えば前後2列で無駄なく収まります。

ゴミ袋は箱のまま置かず、1日の使用量×一週間分を薄型ファイルボックスに移すと補充の手間が減ります。

洗剤やスポンジのストックは液漏れ対策で下置きトレーに、重い鍋や水栓掃除道具は下段の中央寄せに配置し、扉の開閉で当たらない幅を確保します。

消耗品は“見える化”が命なので、写真的に一目で残量が分かる仕切り方を選びましょう。

以下は代表的な定位置の目安です。

位置入れる物ポイント
最上段引き出しラップ・ホイル・排水ネット毎日使う軽量品を浅い段に
中段ボウル・ざる・計量カップ水切り後に戻しやすい高さ
最下段土鍋・ストック洗剤・ゴミ袋重い物と液体は低い位置

湿気対策として、底板は拭き取りやすい素材のマットを敷き、掃除の度に外して乾燥させるとカビの予防になります。

コンロ下

コンロ下は“熱”と“油”の直近なので、加熱系の道具と基本調味料を集約します。

鍋は直径で並べると崩れるため、使用頻度順に“縦”で立てると一発で取り出せて戻しやすくなります。

フライパンの柄は左右を交互に向けると干渉が減り、子どもの手が届く高さに油や酒みりんを置かないだけでも安全性が上がります。

引き出しの浅い段に火加減で使い分けるツール(トング・ターナー・菜箸)を置き、同じ段に温度計やタイマーを寄せると“加熱中に探す”がなくなります。

香りの移りやすいスパイスは遮光容器でまとめ、熱源から一段離した陰の部分に。

下記の要点をチェックして配置を固めましょう。

  • 重い鍋は最下段で前寄せに置く。
  • フライパンは縦仕切りで立て、柄は交互向きにする。
  • 油・酒・みりんは耐油トレーにまとめて引き出し内で固定。
  • ツールは浅い段で“火の前”に一軍だけ置く。
  • スパイスは熱源から離れた陰にまとめる。

調理スペース下

調理スペース下は“切る・混ぜる・盛る”の動作を一歩で完結させるゾーンです。

一軍の包丁・まな板・ボウル・ざる・軽量ツールはここに集約し、二軍は背面収納へ逃がして作業台を混雑させないのがコツです。

乾物や下味冷凍の一時置きには浅い段の仕切りボックスが向き、開封済みの小袋は立てて一覧化します。

バットや計量スプーンは“バットの上で計量→そのまま運ぶ”連携を想定して同じ段へ。

盛り付け皿は毎日使う中皿を上段、来客用の大皿は背面に寄せ、作業台の拭き掃除道具は最下段の手前に置いて汚れを見つけた瞬間に拭ける導線を作ります。

素材別の置き場目安を簡単に整理します。

カテゴリ置き場理由
包丁・まな板最上段の手前側一歩で取り出し即カット
ボウル・ざる中段の中央混ぜる動作の中心に近い
バット・計量上段の奥側使用頻度は高いが軽量

引き出し内の滑り止めシートは色を揃えると視界が整い、戻し先が直感で分かります。

背面収納

背面収納は“二軍と備蓄”の拠点です。

家電の足元は配線と蒸気対策を優先し、炊飯器や電気ポット周辺は耐熱マットと防湿ボックスを併用します。

消耗品は“見える備蓄”に変えて、1〜2か月分を手前、残りを奥にする手前前補充方式がおすすめです。

家族の弁当箱や水筒は高さが合う仕切りに立て、乾燥後に水滴が落ちない棚へ。

来客用カトラリーはケースごと出し入れできるユニットにして、普段は一段上に避難させると生活動線と干渉しません。

  • 最下段はペットボトル・米・保存容器のストック。
  • 中段は弁当箱・水筒・キッチンペーパー。
  • 上段は来客用食器・季節物の型や道具。
  • 家電上の空間は消え物のストックステーション。
  • 賞味期限は“月→週”の順で前出し管理。

吊戸棚の使い分け

吊戸棚は「軽い・長期保管・出番が少ない」物を置く場所です。

手が届く範囲に危険物や重い物を置くと落下のリスクが高まるため、使用頻度と重量を基準に高さを切り分けます。

踏み台の使用は“年数回”に抑え、普段の家事は床からの可動域で完結させると安全と時短が両立します。

棚板ごとに役割を固定し、季節の入れ替えは“棚ごと箱替え”で済む設計にしておくと変更の手間が激減します。

高さ基準

吊戸棚は目線より上にあるため、視認性が下がります。

そこで高さごとに“軽い・薄い・壊れない”を優先条件として割り当てると安全です。

目線の高さは使用頻度“週1〜月1”、最上段は“季節物や来客用”を基準にします。

踏み台を使う最上段は箱ごと出し入れできる軽量ケースにまとめ、落下時の危険を最小化します。

下表は高さと適材の対応表です。

適した物理由
下段乾物・おやつ・紙皿軽くて出番がある
中段保存容器の予備・季節のスパイス月1程度の使用頻度
上段来客用食器・行事の飾り軽さ優先で箱管理

耐荷重は棚板の仕様に依存するので、重い調理器具は床置きの収納へ回しましょう。

非常用

非常用の備蓄は“回し食べ”を前提に、吊戸棚の下段を1区画丸ごと割り当てます。

普段使いと避難時の両方で食べられるレトルト・缶詰・カップ麺・常温保存パンをジャンルごとに分け、箱のままではなく手前前補充にします。

水やカセットボンベは重量物なので吊戸棚は避け、背面収納の最下段に集約します。

月に一度の“棚卸し昼食会”を家庭行事化すると、賞味期限の管理が自然と回り始めます。

子どもでも分かるイラストラベルを貼ると、誰が見ても戻し先が一致します。

  • 主食・主菜・副菜・甘味の4区画に分ける。
  • 古い物を手前に、新しい物を奥へ入れ替える。
  • 月1回の“非常食ランチ”で在庫を回す。
  • 水とボンベは床置き収納へ逃がす。
  • ラベルは文字+アイコンで迷いを無くす。

来客用

来客用は“非日常の一式”をひとかたまりで持ち出せるようにします。

ティーセット・カトラリー・ランチョンマット・小皿・コースターを一箱にまとめ、箱の外側に内容物リストを貼るだけで準備時間が短縮します。

使用後は箱ごと戻すだけなので、位置ズレが起きません。

数の増減が起きやすい紙コップや紙皿は別箱にして、補充タイミングを見える化します。

来客頻度が高い家庭では、この箱を背面収納の上段へ降ろし、吊戸棚は季節物に集中させるのが運用しやすい配置です。

家族別の配置

家族構成が変わると、使う道具と動線も変わります。

同じリクシルのキャビネットでも、引き出しの“役割名”を変えるだけで片付けの成功率は跳ね上がります。

ここでは二人暮らし・子育て世帯・自炊派の三タイプで、定位置の作り方をサンプル化します。

どのケースも“人数×1.5”の器を一軍に、残りは二軍へ退避という数量基準が効きます。

二人暮らし

二人暮らしは“少数精鋭”が鉄則です。

毎日使う中皿・汁椀・箸・コップはシンクから2歩圏内の上段に集約し、鍋は用途別に2〜3個へ絞ります。

家電は炊飯器・電気ケトル・電子レンジの三点で最短動線を作り、トースターはカウンター上に固定するか、使用頻度が週1以下なら背面の中段へ退避します。

お酒やコーヒー道具は“夜の定位置”として背面の一角をバー化し、来客時は箱ごとリビングへ移動できるように。

洗い物はトレイに集約して一度に運ぶと、片付けの往復が減ります。

  • 器は“人数×1.5”を上限に一軍を決める。
  • 鍋は小・中・深の3点に集約。
  • 消耗品は週次で手前前補充。
  • コーヒー道具は背面中段を専用区画化。
  • トレイで配膳と回収を一本化。

子育て世帯

子育て世帯は“自分で届く”高さが最大の時短です。

プラ食器・コップ・おやつは腰より低い段に置き、子どもが自力で出し入れできるようにします。

危険物(包丁・ピーラー・酒類・油)は子の手が届かない上段か、チャイルドロック付きの引き出しへ。

学年が上がると水筒や弁当箱のサイズが変わるため、背面収納の棚板は“年1”で見直す運用にしておきます。

下表は配置の目安です。

ゾーン子ども用品親の管理
低い段プラ食器・水筒・おやつ自分で出して自分で戻す
中段弁当箱・ランチクロス週末にまとめて補充
上段来客用ガラス器割れ物と薬類は上段固定

“お片付け係”を週替わりで担当させ、ラベルはひらがな+色で重ねると習慣化が早まります。

自炊派

自炊派は“道具の回転率”で配置を決めます。

まな板は素材違いで二枚を交互に、包丁は三本(牛刀・ペティ・パン切り)を一軍にして、研ぎと乾燥の動線を短く保ちます。

バット・ざる・ボウルはサイズを厳選し、入れ子で高さを節約します。

スパイスは基本8種のベース群をコンロ手前、実験用は背面上段の二軍へ分け、レシピアプリの“お気に入り”と現物の棚をリンクさせると迷いが消えます。

保存容器は冷蔵庫と同じ配置名(上段・中段・下段)を容器側にも貼り、戻し先を一致させると夜の片付けが数分短縮します。

小物と消耗品の管理

小物と消耗品は“数が見えない”と増殖します。

リクシルの引き出しは奥までスライドできるため、前後2列で“今使う列”と“補充列”に分けるだけで在庫が可視化されます。

また、色や形のバラつきが大きい小物は、容器を揃えるだけで視界が静かになり、戻しやすさが跳ね上がります。

ここではラベリング・数量基準・補充サイクルの三つをテンプレート化します。

ラベリング

ラベルは“家族全員が読める”ことが最優先です。

日本語+アイコンで二重化し、子どもは絵で、来客は文字で理解できるようにします。

引き出しの外面に“カテゴリ名”、内部のボックスに“品名”を貼る二階建て方式にすると、場所と中身の両方が一目で分かります。

色はゾーンごとに固定し、シンク下=青、コンロ下=赤、調理下=緑、背面=灰のように配色ルールを決めると、戻し先を色で誘導できます。

耐水の透明テープと太字フォントを使い、剥がれやすい場所は角を丸く切ると長持ちします。

  • 外面=カテゴリ、内箱=品名の二階建て。
  • 日本語+アイコンで迷いをゼロに。
  • ゾーン色を固定して視線誘導。
  • 耐水テープは角を丸くして剥離防止。
  • 更新日は端に小さく記入。

数量基準

数量は“上限を決める”だけで増殖を止められます。

よく使う物は一軍ボックスに収まる分だけ、予備は補充列に収まる分だけとし、溢れたら入れ替えて処分するルールを明文化します。

季節品やイベント用品は“使用月”のタグを付け、使わない季節は背面上段に退避。

下表は数量の決め方テンプレートです。

カテゴリ一軍上限予備上限見直し頻度
スポンジ使用中1未開封2月1
ラップ・ホイル各1各1月1
保存容器家族×2セット蓋のみ2季節

上限が決まれば買い物も楽になり、置き場の余白が保たれて取り出しやすさが続きます。

補充サイクル

補充は“曜日固定”で自動化します。

例えば日曜にシンク下の消耗品、月曜に背面収納の乾物をチェックするなど、5分の点検を生活に埋め込むだけで在庫切れが消えます。

買い足しはスマホの共有メモに追加し、家族の誰が買ってもOKにしておくと欠品リスクが下がります。

来客前は“二軍退避”の合図で作業台を空にし、終わったら“定位置へ一括戻し”で元通り。

この小さなルーチンが、散らかりの連鎖を断ち切ります。

掃除が続く仕組み

掃除は“道具の近さ”で習慣化します。

拭き取りは調理スペース下の最下段にスプレーとクロスをセットで置き、油汚れはコンロ下に重曹とスクレーパーを寄せます。

排水口のネットとブラシはシンク下の最上段に常駐させ、作業の最後に手が自然と伸びる位置に。

食洗機対応ブラシやカトラリーかごは、背面収納の家電近くへ置くと回収と戻しが一直線になります。

掃除の阻害要因は“取り出しの億劫さ”なので、数秒で掴める定位置を与えれば、汚れが溜まる前に手が動きます。

時短

時短は“動作の合体”で生まれます。

下ごしらえの道具は調理スペース下に集約し、切る・洗う・混ぜるを一歩で繋げます。

配膳はトレイで一括、回収もトレイで一括にすると往復が半分以下になります。

ゴミはシンク隣の引き出しに分別ボックスを入れ、切りくずをまな板からそのまま掃き入れる“直行ルート”を作ると作業台に仮置きが生まれません。

この“合体設計”が、毎日の5分を積み重ねてくれます。

清潔

清潔は“乾かす”工程の短縮がカギです。

まな板と包丁の仮干し位置を決め、通気の良いプレートを調理スペース下に常設します。

布巾は色で役割を分け、台拭き・手拭き・食器拭きを混同しないようにラベルを付けます。

食洗機がない場合は、水切りかごを常設せず、大判の吸水マットを“出す→しまう”運用に切り替えると作業台が広く保てます。

スポンジは週替わりで交換し、古い物は掃除用に下げる循環を作ると衛生管理がラクになります。

安全

安全は“届かない・倒れない・飛び出さない”で考えます。

包丁はマグネットで見せる収納にせず、専用ケースで引き出し内に水平収納します。

ガラス器は吊戸棚ではなく背面の中段に移し、落下時のダメージを最小化します。

油とアルコール類は耐油トレーの中にまとめ、万一の漏れでも引き出し全体が汚れないようにします。

子どもがいる家庭は、コンロ下と包丁段にロックを設置し、踏み台は折りたたみ式で固定位置を決めると事故を防げます。

片付けが勝手に続く配置の要点

“よく使う物を一歩で取る・重い物を低く・水と油の近くへ寄せる”という三原則で、シンク下・コンロ下・調理スペース下・背面収納・吊戸棚の役割を固定すれば、戻すだけで整う状態が出来上がります。

家族の身長と利き手に合わせた高さ調整、外面と内箱の二階建てラベリング、数量の上限と曜日固定の補充サイクルをセットにすれば、迷いと探し物が消えます。

一度“住所”を決めて1週間運用し、週末5分の見直しで微調整する。

この小さな継続こそが、散らからないキッチンを作る最短ルートです。