一条工務店の窓サイズ一覧|型番の読み方から寸法、独自の設置ルールまで徹底解説

一条工務店窓サイズ ハウスメーカー

一条工務店で家づくりを検討すると、最初につまずきやすいのが「窓サイズの型番の読み方」と「実寸のイメージ」です。

図面に並ぶ4桁や5桁の数字を正しくセンチに換算できると、開放感や家具配置、カーテン選びまで一気に判断がラクになります。

本記事では、一条工務店の窓サイズ型番の読み方と寸法の考え方を起点に、設計時に立ちはだかる社内ルールへの対処、場所別のサイズ選び、窓性能とメンテナンス、最後に後悔しないためのチェックリストまでを体系的に解説します。

  1. 一条工務店の窓サイズ型番の読み方と寸法一覧
    1. 図面上の5桁・4桁の数字(型番)をセンチに換算する方法
    2. 引き違い窓・掃き出し窓の標準サイズ展開(W・H一覧)
    3. FIX窓(はめ殺し)と開き窓で選べる寸法の違い
  2. 理想の間取りを阻む「窓の一条ルール」と回避策
    1. 部屋の畳数で決まる?設置できる窓の数とサイズの制限
    2. 床から10cmの壁が必須?「フルフラット」ができない理由
    3. 耐震性を守る「耐力壁」と窓の配置バランスの重要性
  3. 場所別・失敗しない窓サイズの選び方ガイド
    1. リビング:パノラマウィンドウのサイズ感と開放感のメリット
    2. キッチン・トイレ:プライバシーを守りつつ採光する小窓の選び方
    3. 吹き抜け:FIX窓の連窓サイズと、日差し・眩しさの注意点
  4. 一条工務店の窓性能とカーテン・メンテナンスの注意点
    1. トリプル樹脂サッシの重さとサイズの関係|開け閉めのしやすさは?
    2. ハニカムシェードは全サイズ標準?電動・断熱タイプへの変更費用
    3. 既製品カーテンが合わない?窓サイズに合わせたオーダーのタイミング
  5. 窓サイズ選びで後悔しないための最終チェックリスト
    1. 採光計算と換気効率は十分か?設計担当への確認事項
    2. 外観デザインを左右する「窓のライン(高さ)」の揃え方
    3. 高所FIX窓の掃除はどうする?メンテナンス性を考慮した配置

一条工務店の窓サイズ型番の読み方と寸法一覧

窓の型番は「幅」と「高さ」を数字で表した記号で、図面や見積書で共通言語として使われます。

一条工務店の図面でも、4桁・5桁の数字が並び、基本的には「ミリ表記を省略した値」または「センチ相当の連数字」で読み解けます。

ただしシリーズや年代、サプライヤーにより表記が微妙に異なることがあるため、実施設計の確定前に「実寸の単位」と「額縁外寸/開口寸」を必ず担当者とすり合わせましょう。

図面上の5桁・4桁の数字(型番)をセンチに換算する方法

最も一般的な読み方は「先頭から2〜3桁=幅のセンチ相当」「末尾2桁=高さのセンチ相当」というルールです。

例えば「16905」なら幅169cm・高さ50cm相当、「16509」なら幅165cm・高さ90cm相当と解釈します。

4桁表記は「1690」のようにミリ単位を省略している場合があり、1690=169cm相当と読むのが定石です。

以下の表は、図面でよく見る代表例をセンチに置き換えたイメージです。

型番の例読み方の例センチ換算の目安備考
16905W169 × H50幅169cm × 高さ50cm横長スリット等
16509W165 × H90幅165cm × 高さ90cm腰高窓の代表
20020W200 × H200幅200cm × 高さ200cm掃き出し想定
07407W74 × H74幅74cm × 高さ74cm小窓サイズ感
1690W1690mm幅169cm相当4桁はミリ省略系

同じ型番でも「サッシ外寸/製作寸法/開口寸」のどれを指すかで数センチの差が生じます。

カーテンや造作棚のクリアランス確保のため、実物の外寸と内法寸法を図面で二重チェックするのが安全です。

引き違い窓・掃き出し窓の標準サイズ展開(W・H一覧)

引き違い窓や掃き出し窓は、家具配置と通行動線の影響が大きいため、サイズの相場感を把握しておくと設計が安定します。

以下は計画時に比較軸として便利な目安一覧です。

実際の採用可否は耐力壁・サッシ仕様・階別の制限で変わるため、最終案は担当設計とすり合わせてください。

種類幅W(目安)高さH(目安)向いている場所
引き違い 小120〜130cm90〜100cm個室・子ども部屋
引き違い 中160〜170cm100〜120cm寝室・リビング補助
掃き出し 標準160〜200cm200〜220cmリビング・テラス
掃き出し ワイド230〜260cm200〜220cmパノラマビュー

掃き出しは床レベルとサッシ段差の取り合いが重要で、見切り材やレール高さの納まりで体験が変わります。

網戸仕様・ハニカムシェードの干渉も事前確認が必要です。

FIX窓(はめ殺し)と開き窓で選べる寸法の違い

FIX窓は可動部がないぶん枠の制約が少なく、横長・縦長・連窓などダイナミックな寸法で設計しやすいのが特徴です。

一方で開き窓は金物やガラス重量、風圧・開放角度の制限から、片開きや縦すべりで実現できる最大サイズに上限が設けられるのが一般的です。

防火設備指定や階別の転落防止条件により、同じ見た目でも採用できる寸法が変わる点に注意します。

  • FIXは「大きく・細く・高く」を作りやすいが、通風は期待できない。
  • 縦すべり・横すべりは通風計画に有効だが、開口寸法に上限がある。
  • 高所FIXは隣接面に点検足場や掃除ルートを用意しておくと運用が楽。

「眺望はFIX」「通風は縦すべり」で役割分担すると失敗が減ります。

理想の間取りを阻む「窓の一条ルール」と回避策

高断熱・高耐震の品質を守るため、各社には社内基準が存在し、一条工務店でも窓配置やサイズに一定のルールが設定されがちです。

これらは安全と性能を確保するためのものですが、知らずに間取りを固めると「想定していた窓が入らない」という行き違いが起きます。

早い段階で基準のツボを押さえ、代替案を持って打合せに臨むことが理想の実現への近道です。

部屋の畳数で決まる?設置できる窓の数とサイズの制限

一般に「部屋の規模(畳数)」と「採光・換気要件」「耐力壁配置」の3点で、設置できる窓の面積と数が決まります。

特に角部屋や吹き抜けが絡むと、見た目のバランスと構造の要請が衝突しやすく、サイズ調整や窓種の変更が必要です。

下表は面積と開口のイメージをつかむための参考値です。

部屋の広さ採光の目安(開口比)窓の構成例コメント
4.5〜6畳床面積の7〜10%腰高窓1+小窓1家具配置優先
6〜8畳床面積の10〜15%腰高窓1〜2通風で縦すべり追加
LDK18畳〜床面積の12〜20%掃き出し1+FIX連窓方位と隣棟距離で調整

採光基準は地域や方位で最適値が異なるため、実測外部条件を踏まえたうえで決めるのがポイントです。

過剰な開口は冷暖房負荷を増やすため、窓種の選択で性能と景観のバランスを取ります。

床から10cmの壁が必須?「フルフラット」ができない理由

掃き出しを完全フラットにしたい要望は多いものの、室内側の床とサッシレールの段差ゼロは、防水・排水・気密・構造納まりの観点から難しい場合があります。

また、外部デッキや土間レベルとの取り合いで、躯体への雨仕舞いリスクが増すことも理由の一つです。

安全基準上、ガラス下端に一定の「立ち上がり」を確保する決まりが適用されるケースもあります。

  • 敷居見切り+スロープで体験段差を最小化する。
  • 屋外側の床レベルを上げて段差を視覚的に解消する。
  • レール内排水の能力と目地シーリング仕様を事前確認する。

見た目と性能の最適解は「段差の見えにくい納まり」を狙うことです。

耐震性を守る「耐力壁」と窓の配置バランスの重要性

耐力壁は地震力を受ける柱と壁のセットで、開口を増やすほど耐震バランスが崩れやすくなります。

片側だけに大窓を連ねると「ねじれ」の原因になり、構造設計での補強や開口縮小を求められることがあります。

特に2階大開口+1階ピロティ的なプランは注意が必要で、窓の代わりにFIX+縦すべりのリズム配置や腰壁の残置で剛性を確保します。

  • 対向面にも適度な壁量を残す。
  • 連窓は柱芯をまたがず、モジュール内で区切る。
  • 窓高さを揃え、梁成の統一で負担を均す。

パース映えと耐震の両立は「配置のシンメトリー」と「窓のリズム」で達成しやすくなります。

場所別・失敗しない窓サイズの選び方ガイド

同じサイズでも、設置場所により体験は大きく変わります。

視線・方位・隣棟距離・家具配置・家事動線を同時に考えると、最適サイズが自然と絞られます。

ここでは代表的な3シーンを取り上げ、失敗しない選び方の勘所を整理します。

リビング:パノラマウィンドウのサイズ感と開放感のメリット

リビングは家の顔です。

掃き出し+FIX連窓や、ワイドな連装で視界の抜けを作ると、床面積以上の広がりを感じられます。

下表はリビングで使いやすいサイズ帯の目安と、体験の違いをまとめたものです。

構成幅W(目安)高さH(目安)体験・メリット
掃き出し単体160〜200cm200〜220cmテラス直結・動線◎
掃き出し+FIX240〜320cm200〜230cmパノラマ感・採光極大
腰高+上部FIX160〜240cm120+固定家具と両立・眩しさ調整

眩しさ対策として、方位に応じて庇や外付けスクリーン、ハニカムシェードの遮熱タイプを併用すると快適です。

テレビ位置やコンセントと干渉しない高さ決めも重要です。

キッチン・トイレ:プライバシーを守りつつ採光する小窓の選び方

水まわりは外からの視線とニオイ・湿気対策が要点です。

透過と視線カットのバランスを窓種とガラスで調整し、メンテナンス性も忘れずに検討します。

  • すりガラス(型板)+縦すべりで視線を斜め上に逃がす。
  • 高所FIX+換気扇の併用で湿気を一気に排出する。
  • 腰高90〜120cmを基準に、手元高さや水栓干渉を回避する。
  • トイレはペーパーホルダーや手洗いの上部に横長スリットを合わせる。

採光が不足する場合は窓に固執せず、壁内配線の間接照明で明るさを補うのも有効です。

吹き抜け:FIX窓の連窓サイズと、日差し・眩しさの注意点

吹き抜けは高所FIXの連装でドラマチックな光を取り込めます。

ただし夏季の直射と冬季の低い日射の差が大きく、方位と庇長さを誤ると眩しさや過熱の原因になります。

高所の掃除は足場や内側キャットウォーク、伸縮清掃具の導線を必ず設計段階で想定しましょう。

必要に応じて上部のみ遮熱ガラスやロールスクリーンを併用し、輻射熱を抑えると通年快適性が高まります。

一条工務店の窓性能とカーテン・メンテナンスの注意点

一条工務店の家づくりでは、高性能サッシと断熱仕様が標準で組み込まれます。

その分、窓は重くなりやすく、開閉のしやすさやメンテナンス性を見越したサイズ選定が重要です。

また、ハニカムシェードやカーテンの取り合いを初期から決めておくと、完成後の不一致を防げます。

トリプル樹脂サッシの重さとサイズの関係|開け閉めのしやすさは?

トリプルガラスは断熱・遮音に優れますが、ガラス重量が増えるため可動部の大きさに実用上の限界があります。

開け閉めの頻度が高い窓は、ワイド一発よりもモジュールを分けた方が扱いやすい場面が多いです。

下表はサイズ帯と体感の目安です。

窓の種類サイズ帯の目安体感・運用のコツ
縦すべりW40〜80 × H90〜120cm通風効率◎、掃除は室内側から可
横すべりW60〜120 × H40〜80cm雨天も通風しやすい、上枠確認
引き違いW120〜200 × H90〜220cm重量増、戸車とレール清掃が重要

掃き出しは戸車調整とレール清掃で体感が大きく改善します。

高所の可動窓はポール操作や電動オプションを検討すると安全です。

ハニカムシェードは全サイズ標準?電動・断熱タイプへの変更費用

ハニカムシェードは断熱・遮光に有効で、窓サイズに合わせて製作されるのが一般的です。

大型や高所では電動化を選ぶと操作性が飛躍的に向上しますが、配線ルートとコンセント位置の事前設計が必須です。

  • 遮熱タイプは夏季の体感を大きく改善。
  • 電動は掃き出しや吹き抜けで効果大。
  • メンテ時の脱着方法を引渡し時に確認。
  • 将来の生地交換に備えて品番と色番を保管。

費用はサイズ・仕様で幅があるため、見積りでは窓ごとの単価内訳をもらうと比較が容易です。

既製品カーテンが合わない?窓サイズに合わせたオーダーのタイミング

図面の「サッシ外寸」と「カーテンレール芯」の差を見落とすと既製品が合わないことがあります。

内装打合せで最終窓寸とレール位置が決まった段階でサイズを確定し、引渡し前の実測で微調整する二段構えが安全です。

掃き出しは床すき間の見え方を左右するため、レングスの許容差を小さめに設定します。

  • 腰高窓はカウンターの干渉を避けて採寸。
  • レースと厚地の重なり代を多めに設計。
  • ロール・プリーツは開口幅に対して数%の逃げを確保。

窓装飾は住み心地を左右する仕上げ要素なので、工程上の「いつ決めるか」を逆算しておきましょう。

窓サイズ選びで後悔しないための最終チェックリスト

窓は「景観・採光・通風・断熱・耐震・メンテ」の六角形バランスが決め手です。

設計終盤での微調整ほど全体に波及するため、引き返せるうちに要点をチェックしておきましょう。

以下の観点を押さえると、住み始めてからの後悔を大幅に減らせます。

採光計算と換気効率は十分か?設計担当への確認事項

採光は面積だけでなく、方位・反射・隣棟距離で実効値が変わります。

換気は「入」と「出」を対角に確保するのが基本で、縦すべりや高低差のある窓の組み合わせが有効です。

図面上の数値が基準を満たすだけでなく、生活導線と季節の使い勝手を想像しながら最終確認を行いましょう。

  • 採光計算の根拠(方位・遮蔽物・庇長)を確認。
  • 通風経路が対角線で確保されているかを見る。
  • 網戸やシェードと干渉しないかを実寸でチェック。
  • 夜間のプライバシー対策(透過・遮光)を決める。

ハニカムや外部スクリーンの併用で四季の快適性が安定します。

外観デザインを左右する「窓のライン(高さ)」の揃え方

外観の完成度は、窓上端・下端・サッシ割付の「ライン取り」で決まります。

階ごとに基準ラインを決め、雨樋や水平目地と揃えると、整然としたファサードになります。

下表はよく用いる基準ラインの例です。

基準ライン想定高さの例適用例注意点
サッシ下端ライン床から90cm腰高窓群家具天板と干渉注意
サッシ上端ライン天井から20〜30cm連窓の上揃えカーテンボックス納まり
掃き出し上端統一H200〜220cmリビング外観庇・シャッター高さ

窓のラインを揃えると屋内も家具が配置しやすく、視界がスッキリします。

立面図で複数案を比較し、最もノイズが少ない案を選びましょう。

高所FIX窓の掃除はどうする?メンテナンス性を考慮した配置

高所FIXは見栄えと採光で大きな効果がありますが、掃除やガラス交換ルートを確保しないと維持が大変です。

内側から届かない位置は、足場を設置できる吹き抜けキャットウォークや、梁上からの安全動線を計画します。

外部からの清掃は、バルコニー・屋外テラス・はしご掛け位置の確保で現実的になります。

  • 伸縮ワイパーの最長寸と干渉物を図面で確認。
  • 内側に点検口や足掛かりとなる段差を用意。
  • 外側はバルコニーや軒先から届く配置に調整。
  • 窓ガラスの仕様書と品番を引渡し書類に添付。

「設置して終わり」ではなく、10年後の清掃と交換まで見据えて配置するのがプロの視点です。