リクシル建て得の評判は?最悪で後悔する?|実質0円のカラクリと損しない判断基準

「リクシル建て得の評判はやばいって聞くけど、実質0円で太陽光を載せても後悔しない?」と不安に感じていませんか。

本記事では、実際の利用者の口コミから判明した「10年間の売電収入なし」などのデメリットの真相と、あなたが契約して損しないための明確な判断基準を解説します。

  1. リクシル建て得の評判はやばい?後悔すると言われる5つの理由と実際の口コミ
    1. 【売電収入の没収】10〜15年間の契約期間中はLIXILに売電収入が渡る
    2. 【指定部材の縛り】LIXIL製の高性能窓やドア(サーモスX等)の採用が必須条件
    3. 【途中解約の違約金】譲渡や引っ越し時の清算金が数十万円発生するリスク
    4. 【夜間電気代の罠】昼間の発電分は無料だが夜間の買電単価は割高になる可能性
    5. 【蓄電池の制限】建て得契約期間中は原則として他社製蓄電池の後付けが不可
  2. なぜ建て得は「初期費用実質0円」で提供できるのか?利益を生むビジネスモデルの仕組み
    1. 【PPAモデルの採用】利用者の屋根を借りてLIXILが発電事業者になる仕組み
    2. 【ZEH基準のクリア】自社製品(サッシ・断熱材など)の売上増加で初期費用を回収
    3. 【余剰電力の売却益】10年間の余剰電力売電収入(FIT制度)がLIXILの利益に直結
  3. 建て得で失敗しないために!契約前に確認すべきシミュレーションと3つの防衛策
    1. 昼間の在宅時間と電気使用量(エコキュートやIH稼働など)を算出してメリットを可視化する
    2. 建築会社にLIXIL指定部材(サーモスII-H等)と他社低価格製品での建築総コストの差額を出させる
    3. 10年後(契約満了後)のシステム無償譲渡を見据えた、蓄電池導入と自家消費型への移行プランを立てる
  4. リクシル建て得はあなたに合っている?自費設置や他社0円ソーラーとの比較と選び方
    1. 【自己資金との比較】初期費用約150〜200万円を払って自費設置した場合の15年間の回収率シミュレーション
    2. 【他社PPAとの比較】シェアでんきやエネカリなど、他社の初期費用0円サービスとの契約条件や部材縛りの違い
    3. 【結論の選び方】日中在宅が多く初期費用を極力抑えて高性能なZEH住宅を建てたい人には最適の選択肢
  5. リクシル建て得の評判と仕組みを正しく理解し、初期費用0円でエコなZEH住宅を実現しよう

リクシル建て得の評判はやばい?後悔すると言われる5つの理由と実際の口コミ

リクシルの「建て得」は、初期費用実質0円で太陽光パネルを設置できる代わりに、10年間の売電収入をLIXILに譲渡し、かつLIXILの指定する高性能な窓やドアを購入しなければならないという明確なトレードオフの仕組みであり、これを理解せずに「タダで太陽光が載る」という言葉だけで契約すると確実に後悔します。

これからマイホームを建てるにあたり、予算を削るために建て得を検討する方はとても多いです。

しかし、SNSやブログの口コミを見ていると、「やめておけばよかった」と嘆く声も少なくありません。

なぜ、魅力的に見えるこのサービスにネガティブな声が集まるのか、その裏側にある5つの具体的な理由を紐解いていきます。

【売電収入の没収】10〜15年間の契約期間中はLIXILに売電収入が渡る

建て得の最大の落とし穴としてよく言われるのが、太陽光パネルが発電して余った電気を売って得られる「売電収入」が、契約期間中は1滴も自分の懐に入ってこないことです。

晴れた日の昼間、モニターを見て「今日はたくさん発電しているな」と嬉しくなっても、家で使い切れなかった電気はすべてLIXIL(正確にはLIXIL TEPCO スマートパートナーズ)に回収されてしまいます。

自費で太陽光パネルを設置したお隣さんが、毎月数千円から1万円程度の売電収入を得てローン返済の足しにしているのを見ると、どうしても損をした気分になってしまう方が多いようです。

契約期間は通常10年間(プランによっては15年)と長く、その間の「本来なら得られたはずの利益」を手放すことへの心理的な抵抗感が、後悔に直結しています。

【指定部材の縛り】LIXIL製の高性能窓やドア(サーモスX等)の採用が必須条件

建て得を利用するためには、単に屋根を貸すだけではダメで、家全体をLIXILが指定する高い断熱基準(ZEH基準)を満たす仕様にする必要があります。

具体的には、窓サッシに「TW(旧サーモスX)」や「エルスターS」、玄関ドアに「ジエスタ2」といったLIXILの高価格帯製品を採用することが必須条件に組み込まれています。

もしあなたが「窓はYKK APのAPW330にしたい」「お風呂はTOTOのサザナが良いから、水回りも含めて他社で揃えたい」と考えていても、建て得を使うならLIXIL製品をメインに据えなければなりません。

「どうしても使いたい他社製品があったのに、建て得のために諦めた」というデザインや機能への妥協が、住み始めてからのモヤモヤに繋がっているケースが多々あります。

【途中解約の違約金】譲渡や引っ越し時の清算金が数十万円発生するリスク

家は一生住むつもりで建てても、転勤や家族の事情などで手放さざるを得ない未来が来るかもしれません。

建て得の契約期間中(10年間)に家を売却したり、建て替えたりする場合、太陽光パネルの残存価値に応じた清算金(実質的な違約金)を一括で支払う必要があります。

契約からの経過年数にもよりますが、数年で解約となった場合は数十万円から、場合によっては100万円近い支払いが発生することもあります。

「初期費用0円」で始めたはずが、思わぬライフスタイルの変化で手痛い出費を強いられるというリスクは、契約書の見落としがちな落とし穴です。

【夜間電気代の罠】昼間の発電分は無料だが夜間の買電単価は割高になる可能性

建て得を利用すると、電気の契約先が強制的に「LIXIL TEPCO スマートパートナーズ」の専用プランになります。

太陽光が発電している昼間に家で使う電気(自家消費分)はタダになるため、休日の昼間にエアコンをガンガン使っても電気代はかかりません。

しかし、太陽が沈んだ夜間や雨の日に電力会社から買う電気の単価が、地域の電力会社や格安の新電力プランと比較して割高に設定されていることがあります。

共働きで日中は誰も家にいないご家庭の場合、「昼間のタダの電気」の恩恵をほとんど受けられず、結果的に高い夜間電力をたくさん買うことになり、トータルの光熱費が安くならないという悲劇が起きています。

【蓄電池の制限】建て得契約期間中は原則として他社製蓄電池の後付けが不可

最近は電気代の高騰や災害対策から、太陽光パネルと一緒に蓄電池を導入したいというニーズが急速に高まっています。

しかし、建て得の基本プランで契約している10年間は、システムがLIXILの所有物であるため、勝手に他社製の安い蓄電池を後付けすることが原則として禁じられています。

「電気代が上がったから蓄電池を付けたい」と思い立っても、契約に縛られて身動きが取れません。

もちろん、最初から蓄電池付きの「建て得 電池」というプランもありますが、こちらは初期費用が実質0円ではなく数十万円の持ち出しが必要になるため、完全なタダというわけにはいかないのが実情です。

なぜ建て得は「初期費用実質0円」で提供できるのか?利益を生むビジネスモデルの仕組み

LIXILのような大企業が慈善事業で太陽光パネルを無料配布しているわけではなく、あなたの家で生み出される「売電収入」と「自社製品の販売利益」を組み合わせることで、彼らもしっかりと利益を出せる巧妙なビジネスモデルが成立しているからです。

「タダより高いものはない」と疑心暗鬼になる前に、相手がどうやって儲けているのかの裏側を知ることで、契約に対する不安を払拭することができます。

ここでは、その実質0円のカラクリを分解して解説します。

【PPAモデルの採用】利用者の屋根を借りてLIXILが発電事業者になる仕組み

建て得の根幹となっているのは、「PPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)」と呼ばれるビジネスモデルです。

これは簡単に言うと、LIXILがあなたの家の屋根を「場所貸し」してもらい、そこにLIXILのお金で太陽光パネルを設置するという仕組みです。

つまり、屋根の上にあるパネルの所有者は10年間あなたではなくLIXILであり、あなたは「場所を貸す代わりに、日中に発電した電気をタダで使わせてもらう」という権利を得ています。

設備の所有者が企業側にあるからこそ、あなたは初期費用であるパネル代や足場代、設置工事費といった100万円以上の大金を準備する必要がないのです。

【ZEH基準のクリア】自社製品(サッシ・断熱材など)の売上増加で初期費用を回収

では、パネルの設置費用はどうやってまかなわれているのでしょうか。

その答えの一つが、「LIXIL製の高性能な建材を買ってもらうこと」です。

建て得を利用する条件として、断熱性の高い指定の窓やドアを採用しなければならないとお伝えしましたが、これらの製品は一般的な建材よりも単価が高く設定されています。

LIXILからすれば、全国の工務店やハウスメーカーを通じて自社の高単価製品が確実に売れるため、そこで得た大きな利益を太陽光パネルの設置費用の一部に充当できるのです。

「太陽光を無料で載せる代わりに、自社の窓を買ってね」という、企業にとって非常に効率的なセット販売の形と言えます。

【余剰電力の売却益】10年間の余剰電力売電収入(FIT制度)がLIXILの利益に直結

そして最大の回収源が、あなたが家で使いきれずに余った電気を電力会社に買い取ってもらう「売電収入」です。

国が定めるFIT制度(固定価格買取制度)により、太陽光発電を設置してから10年間は、決まった価格で電気を買い取ってもらうことが約束されています。

あなたが日中仕事に出かけていて家で電気を使わないほど、大量の電気が余り、それがそのままLIXILの口座へと振り込まれます。

LIXILは「自社製品の販売利益」と「10年間の売電収入」の2つの柱があるからこそ、太陽光パネルの初期費用を負担しても十分に黒字化できるという計算が成り立っているのです。

建て得で失敗しないために!契約前に確認すべきシミュレーションと3つの防衛策

建て得を契約して良いのは、自らの生活スタイルが「昼間に電気をたくさん使う環境」であり、かつ「指定部材と標準部材の差額」を計算した上で、トータルのコストメリットが出ると確信できた人だけです。

ハウスメーカーの営業マンに「今ならキャンペーンで太陽光がタダで乗りますよ」と甘い言葉をかけられても、その場で即決してはいけません。

あなたの家計を守るために、契約書にハンコを押す前に必ずやっておくべき3つの自己防衛策をお伝えします。

昼間の在宅時間と電気使用量(エコキュートやIH稼働など)を算出してメリットを可視化する

建て得の最大のメリットである「昼間の電気が使い放題」をどれだけ活かせるかが、損益の分かれ道になります。

ご自身のライフスタイルを振り返り、日中にどれくらい電気を使っているかリアルに想像してみてください。

たとえば、テレワークで日中もエアコンを稼働させている、ペットを飼っていて空調を24時間つけっぱなしにしている、あるいはエコキュートの沸き上げ時間をあえて昼間に設定できるといった場合は、タダの電気を極限までしゃぶり尽くすことができます。

逆に、平日は夫婦共働きで子どもも学校にいて、昼間は冷蔵庫の電気くらいしか使っていないという家庭なら、恩恵は雀の涙ほどしかありません。

現在の電気代の明細を確認し、昼間の電気使用割合がどれくらいあるのかを把握することが第一歩です。

建築会社にLIXIL指定部材(サーモスII-H等)と他社低価格製品での建築総コストの差額を出させる

次にやるべきは、建築総費用のリアルな比較です。

工務店の標準仕様がアルミ樹脂複合サッシ(比較的安価な窓)だった場合、建て得の条件を満たすためにLIXILの高性能樹脂サッシ(TWなど)にアップグレードする必要があります。

この時、「標準仕様で家を建てて、太陽光パネルは自費で150万円払って載せる見積もり」と、「サッシをLIXILの指定品に数十万円かけてアップグレードし、太陽光は建て得で0円にする見積もり」の2パターンを必ず工務店に出してもらってください。

太陽光がタダになっても、窓のアップグレード費用で100万円近く追加になってしまえば、実質的に自分でパネルを買っているのと同じ状態になり、建て得のうまみが全くなくなってしまいます。

10年後(契約満了後)のシステム無償譲渡を見据えた、蓄電池導入と自家消費型への移行プランを立てる

建て得の契約が終了する10年後、太陽光パネルはあなたの所有物として無償で譲渡されます。

そこからは売電収入もあなたのものになりますが、FIT制度が終わったあとの売電単価はスズメの涙ほどに安くなってしまいます(1kWhあたり数円程度)。

そのため、10年後のベストな戦略は「安く売るくらいなら、自分で貯めて夜に使う」という自家消費スタイルへの切り替えです。

契約が切れる10年目のタイミングで他社製のコストパフォーマンスが良い蓄電池を後付けしたり、電気自動車(EV)を買ってV2Hシステムを導入したりと、将来のエネルギー設計を今のうちから夫婦で話し合っておくことが、長期的な満足度を高める秘訣です。

リクシル建て得はあなたに合っている?自費設置や他社0円ソーラーとの比較と選び方

初期費用を払ってでも自費で載せるべきか、それとも他社の初期費用0円サービスを選ぶべきか、それぞれの条件をフラットに比較することであなたにとっての正解が見えてきます。

太陽光パネルの導入方法は、今や「買う」だけではありません。

ここでは、それぞれの選択肢がどのような人に向いているのか、判断を迷わせないための具体的な比較材料を提示します。

【自己資金との比較】初期費用約150〜200万円を払って自費設置した場合の15年間の回収率シミュレーション

まずは、住宅ローンに組み込んででも自腹でパネルを買った場合と、建て得を使った場合の違いを見てみましょう。

比較項目リクシル建て得自費設置(ローン組み込み)
初期費用実質0円約150万〜200万円
1〜10年目の売電収入なし(LIXILへ)あり(月数千〜1万円程度)
昼間の電気代無料無料
住宅設備の縛りあり(LIXIL指定部材)なし(好きなメーカーでOK)
途中解約の違約金あり(高額)なし

手元に十分な資金がある、あるいは住宅ローンの借り入れ枠に余裕があるのなら、迷わず「自費設置」をおすすめします。

10年間の売電収入を丸々自分のものにできる上、好きなメーカーのキッチンやお風呂を選べる自由度の高さは、家づくりにおいて何物にも代えがたい価値があるからです。

しかし、資材高騰で家づくり全体の予算がカツカツになり、「太陽光を諦めるか、予算を削るか」の二択に迫られているのであれば、建て得というカードを切る価値は十分にあります。

【他社PPAとの比較】シェアでんきやエネカリなど、他社の初期費用0円サービスとの契約条件や部材縛りの違い

初期費用0円の太陽光サービス(PPAモデル)はLIXILだけではなく、他社も様々なサービスを展開しています。

サービス名提供元契約期間住宅部材の指定譲渡後の対応
建て得LIXIL10年(または15年)あり(LIXIL製品)無償譲渡
シェアでんきシェアリングエネルギー10年なし無償譲渡
エネカリTEPCO(東京電力系)10年(リース契約)なし無償譲渡

LIXIL最大の弱点である「部材の縛り」が嫌な場合は、シェアでんきのような他社の独立系PPAサービスを検討するのも一つの手です。

こちらは家の仕様やメーカーを問わず、条件さえ合えば初期費用0円で載せられるため、水回りはTOTO、窓はYKK APにしたいというこだわり派の方でも導入しやすいのが特徴です。

建築予定のハウスメーカーや工務店がどのPPAサービスと提携しているのか、担当者に確認してみましょう。

【結論の選び方】日中在宅が多く初期費用を極力抑えて高性能なZEH住宅を建てたい人には最適の選択肢

さまざまなデメリットや縛りについて解説してきましたが、リクシル建て得が決して「悪徳なサービス」というわけではありません。

以下の3つの条件にピタリと当てはまる方にとって、これほど頼もしい味方はありません。

  • 予算上限が決まっているが、どうしても太陽光パネルを載せたい
  • テレワークやペットの留守番などで、昼間の電気をたくさん消費する
  • 元々、LIXILのサッシやドア、キッチンを気に入っており、導入に抵抗がない

とくに、建物の断熱性能を上げて夏は涼しく冬は暖かい家(ZEH住宅)にしたいという明確な目標があるなら、LIXILの高性能部材を安く導入できるチャンスでもあります。

悪い評判の多くは、この「自分に合っているかどうか」の事前確認を怠った結果として生まれているのです。

リクシル建て得の評判と仕組みを正しく理解し、初期費用0円でエコなZEH住宅を実現しよう

リクシル建て得は「タダで手に入る魔法の道具」ではなく、あなたの家の屋根と日々の売電収入を企業に提供することで成り立つ、対等なビジネスパートナーシップです。

良い部分だけを切り取った営業トークを鵜呑みにするのではなく、契約期間中の制約や、自費設置した場合との差額を冷静にシミュレーションすることが何より大切です。

自分のライフスタイルが建て得の仕組みとマッチしていると納得できたなら、初期費用ゼロという大きな恩恵を存分に活用し、電気代高騰に怯えない快適なマイホーム生活を手に入れてください。