塗装は、いわゆるメンテナンスですので住宅メーカーはあまり触れません。しかし、本来大金が必要な一大イベントです。それゆえ、わからないといってすべてを業者任せにするのは少々危険です。できれば少し予備知識があると業者の選別や施工の内容にも役立ち、何より「この施主は、知識があるな~」と、業者も慎重になり、無駄がなくいい塗装ができます。
理想の塗装とは
一般的にはきれいにするという認識が多いですが、本来の必要性や目的は主に3つあります。
1、美観の確保=化粧塗装
2、水の侵入を防ぐ=防水塗装
3、材料の強度を維持=強化塗装 ・・・の3つです。
塗膜は紫外線やゲリラ豪雨、酸性雨、高温多湿、低温寒冷など、過酷な自然環境に常にさらされており、夏は外壁の表面温度は70度を超え、屋根は靴の底が解けることがあるぐらい、すごい刺激を受けています。冬は豪雪や雹、霜や氷点下にさらされ、塗膜が凍っては解けを繰り返す、過酷な条件下にあります。こんな状況下で、大事な「住居」という財産を保全して行くには「ペンキを塗る」という単なることではなく、上の3つを意識した「塗装」が必要です。
そのためには塗料の選択は重要です。
塗料の種類

※ラジカル:ラジカルとは、塗膜の劣化原因になっている物質で、このラジカルの発生を制御するのが、ラジカル制御型塗料と言われ、制御するために入れる物質をハルスと言いハイブリット塗料とも言われます。2012年の終わり頃に出てきました。やっと結果が出始めています。
※光触媒:太陽光で汚れを分解する効果により除菌効果、抗カビ、防藻効果もあります。簡単に言うと、汚れを浮かせて雨で流し、汚れにくい外壁になるということです。但し、日が当たらない箇所には効果がありません。
※ガイナ:ロケットに使われて、一躍注目されている、遮熱や遮音効果の高い塗料ですが、塗膜が厚くなるのと、大変塗りにくい塗料のため、ムラが出やすく、一般住宅向けとしては、価格も高く、2008年に出てきました。塗膜の結果は悪くないですがトータル的にはデコボコがある一般住宅にはあまりお勧めできませんし、高価です。
塗料の仕組み(成分表)

みなさんの共通した悩み
そろそろ時期だけど・・・

✿「きれいになれば、客は喜ぶからこんなもんでいいや」と塗料や塗装技術もほとんど進歩がなく、安くして、他社を批判する⇒昔ながらのペンキ屋・・・大変多い
✿いかにも技術がありそうに理屈を語って⇒高価な塗装を進める中堅以上の業者・・・これも多い
✿現場を知らないで、にわか理論で正義ぶり、ネットや新聞で「優良企業だけの一括見積」と宣伝し、業者からピンハネする紹介会社・・・最近増えています⇒業者は泣いてます!・・・鵜呑みは大変危険です! 価格争いで、品質低下!
※下段にそのからくりを載せています。是非お読みください。
じゃ~どうすればいいの? 今までの実績をチェックしましょう! 実績って?
★この仕事を何年ぐらいやってるか? 長いこと、やってるか?・・・これが、もっとも大事です なぜなら・・・塗装は10年から15年で次の時期が来ます。少なくとも、5、6年たつと、当時の施工の結果がわかるので、いい工事(値段相応や工事後のフォロー・・・)をしていれば、また使ってもらえます。安くても、いい加減な施工や工事後のフォローもなければ、2度と使ってもらえません。また、職人も、数多く結果を知ることで、上手に塗る腕を磨きます。
●どのくらいの施工件数があるか? ●リピーターは多いか?
★一番大事なのは、過去の施主さんたちがどう思っているかです。これを、手っ取り早く知るには、2回3回利用しているリピーターがいるかです。
新規のお客様だけでは、なかなか、継続は難しいです。これは、どの業界も同じです。 それゆえ、少しでも長くやっているところは、いい施工をし、固定客(お得意様:リピーター)を増やしているという業者の証しとなるんです。 いい加減な施工をしていれば、すぐに潰れるのがこの業界だからです。
お分かりいただけましたか? いい仕事をしている業者は、長続きしている ということです。「我々には内容や、値段もこれが妥当かなど・・・わからない」というお言葉をよく聞きますが、そうなんです! 皆さんには、詳しいことはわかりにくいと思います。それゆえ、業者選びは大変なんですが、最後は上記などを参考に、信頼してお任せいただくしかないのが、この業界です。
弊社もこのことを踏まえ、信頼にお応えできるように努力をしてまいります 。

お客様の声
♥やっぱり、実績で選んで正解だった。前回は、知人の紹介だからって信用しすぎて、失敗した。地域に密着してるかどうかよね!
♥塗るだけじゃなくて、いろんな方法があるのを初めて知った(板金やカバー工法など)
♥悩みが解決して、すっきりした。元気になった!
♥安かろうよかろうって、ないよね~いいものは、それなりにする。
♥職人さんたちも、本当に丁寧にしてくれた。「自分達にとっても、作品なので・・・って!」
♥保険や補助金がうまく利用できて、ほんと助かった
♥営業さんも親切で、うるさく言わないのでよかった・・・など
「思い切ってよかった」と喜びの声を多くいただいています。

塗り回数チェックに色を変える?
「中塗りと上塗りで色を変えるのがいい・・・」と推奨しているのは、業者の紹介サイトだけ!これらの業者は本当に現場を知りません! 塗装業者はほぼ100%戸建の場合は無駄が多く「やめた方がいい」と言っている事実!・・・本来、マンションやビルなどの大型物件で、数社の職人が一緒に作業するとき、手抜きを防ぐために始まったと言われています。たしかに、安心感がありますが、実はデメリットの方が大きいのです。
●その理由
【耐久性が落ちる】中塗りと上塗りの塗料とがまったく同じ成分のものであれば問題ないが、多くの場合色が変わると、色素の含有成分も変わり、付着が悪くなることがあり、中・上塗の塗膜が独立するため、上塗りが1回塗と同じで剥がれやすくなります。
【塗料に無駄が出る】
【金額が上がる】例:30坪戸建ての場合
塗装面積150㎡で計算すると通常は、15㎏缶で、3缶(中・上塗りで、1.5缶づつ)で済みます。しかし、色を変える場合、在庫がなく、新規で注文すると、0.5缶で買うことはできないので、中塗り用に2缶、上塗り用に2缶の合計4缶発注しなければなりません(1色なら3缶で済むところ)。こうなると、中塗り用0.5缶分、上塗り用0.5缶分の塗料が余るわけです。
塗料には消費期限があるので、開封すると早めに使わなければなりません。余った塗料を再利用することは難しく、この分の費用は塗装代金に反映されます。
【劣化してくると、下地が出て見苦しい】上塗りの劣化が始まると、表面の塗料が落ちて中の色が出てきて、ほぼ色ムラが出てきます。同じ色で塗装していれば、中塗りと上塗りの塗料が密着しているので、その心配はありません。以上
どうしても、安心したい方は、割高になるのを覚悟の上、中塗りの色を変えて、上塗りを同色2回塗りにしてもらうか、上塗りの密着がいいように、中塗りを艶消し塗料を使ってもらうといった方法がいいでしょう。
業界の裏事情

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